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ノートの端

プレイしたノベルゲームの自己満感想ブログ

恋ではなく レビュー

とてもきれいな作品でした。

 心理描写がとても丁寧で、映画製作をきっかけにした人間ドラマを群像劇で魅せてくれました。

典史と祐未は互いに主張が強いので、お互い話をちゃんと聞いてあげて!とハラハラさせられる場面が多かったです。でも過去の出来事が分かってくると、互いに譲れない思いがあったのだということも伝わってきました。

遠距離恋愛することになるルートがあるんですが、この2人はそれでやっていけるのだろうか...顔を合わせばいい合いが起こるので、むしろあっているのかな。

サブキャラがみんな本当にいいキャラでした。こんないい仲間達に恵まれている2人は本当に幸せだと思います。普通だったら呆れて相手にされなくなっても仕方ないんじゃないかという位、言い争いをしても周りが支え、背中を押してあげる姿や言葉が本当にじんと来ました。そして、2人も変わっていく。この過程が本当に丁寧で読み応えありました。そして別のキャラ視点があるからこそ、皆の想いをより深く知れたのは本当に良かった。

特に扶は、祐未の事を前から好きだったけど、振られても2人が互いの想いを伝えられるように後押ししてあげる姿が恰好良かった。本当はとても悔しかっただろうけど、普通ならあんなことできないと思います。

フルボイスなので、まるで1本の映画を見ているような気持ちにもさせてくれました。特に主役二人の声優さんの演技は際立っていて、とてもキャラに合っていました。

そういうシーンの時も結構お互いの会話が多かったのが珍しい。ギャルゲーじゃあまり見ない寄り添うCGがあったのは良かったなあ。

 分かり合えなかった展開っていうのもあったかもしれないと思ったので、BADも見てみたかったなと思いました。

二人の言い争いは時には、子供じゃないんだから...といいたくなるところも多かったですが、現実でもあり得そうなんだよなあ...そこがとても人間らしいというか、都合のいい恋物語じゃなかったからこそ読ませてくれたんだと思います。どのルートも、最終的には祐未と結ばれるのですが展開が結構違うし、どのルートも読み応えありました。本当にこの作品に出会えて良かったです。

 

OZMAFIA!!-vivace-